追い風カポウルガ【全国ダブル64】
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
カポエラー | インファイト | 猫騙し | フェイント | 手助け | 格闘ジュエル | 威嚇 |
ウルガモス | 大文字 | 虫のさざめき | 身代わり | 守る | 命の球 | 炎の体 |
ラティオス | 流星群 | サイコショック | 追い風 | 守る | ドラゴンジュエル | 浮遊 |
ドータクン | サイコキネシス | ラスターカノン | 目覚めるパワー炎 | トリックルーム | オッカの実 | 浮遊 |
バンギラス | 岩雪崩 | 噛み砕く | けたぐり | 冷凍パンチ | 拘りスカーフ | 砂起こし |
ランドロス | 地震 | 岩雪崩 | 馬鹿力 | 守る | ヤチェの実 | 威嚇 |
構築のコンセプトは選出のコントロールと高火力ライン
どうしても受けに回るようなスタンダードな構築を組むと読み合いは避けられない要素であるため、できるだけそのクソみたいな要素を避けるために死に出しから高火力ラインを並べて一掃という構築を心がけました
前回、前々回の記事ではトリックルームを絡めることで制圧を行っていましたが、今回は追い風のギミックを使用
蓋を開けてみればまったく相手と初手の出し合いが噛み合わなかったりで散々だったので、構築段階での詰めの甘さを思い知りました
個別のほうも軽く触れていきます
・カポエラー
意地っ張り H252 A52 B4 D4 S196
157-134-116-*-131-115
【備考】
H207-B131ヨプバンギラスをジュエルインファイトで確定
187-151メタグロスをジュエルインファイトで半分削る
S無補正最速バンギラス+2
ウルガモスの身代わり展開、ラティオスの追い風展開、攻撃補助といったサポートをこなすポケモン
技はインファイト、猫騙しは確定で、
追い風下も含めて対面での縛り性能を高める手助け
構築のコンセプトは上から安定行動を突き通して殴るなので、同じく行動を押し通すためのフェイント
変な読みを通すのではなく、ゲームエンドまで見通して確実に攻撃を通すための保険として考えるといいと思います
その代わりSを底上げしてバンギラス、メタグロス、ニョロトノ、カポエラーあたりに先手を取って殴れる形に
・ウルガモス
臆病 H4 C252 S252
161-*-85-187-125-167
【備考】
球文字でH252霊獣ランドロス乱数1発
手助け球文字でH252霊獣ランドロス確定1発
手助け球さざめきでシャンデラの眼鏡シャドボ耐えクレセリアを乱数1発
187-134メタグロス確定1発
最速
霊獣ランドロスではウルガモス対策にならないことを分からせる
カポウルガの形ではなぜか蝶の舞をする構築が多いようですが、優秀の対面性能と型の豊富さから身代わり展開をしていく形も非常に強力
今回はウルガモスの力を存分に引き出せる命の球で採用
死に出し展開からの掃除役としても非常に優秀
・ラティオス
控えめ H32 C252 D4 S220
159-*-100-200-131-158
【備考】
HP:16n-1
ジュエル流星群で187-134メタグロスを半分削る
無補正C252シャンデラのシャドーボール最高乱数切って耐え
補正をかけることで臆病眼鏡流星群耐え調整を崩す(63.63%)
猫騙し+ジュエル流星群で175-151ハバンラティアス高乱数1発
手助け+ジュエル流星群で223-156クレセリア確定1発
最速霊獣ランドロス抜き
カポウルガが苦手となる雨や砂に対して追い風を使って切り返すことで逆に全抜きを狙う
対面の動きを補助できる追い風はカポウルガと非常に相性が良く、中でも瞬間的な火力を落とさない控えめラティオス
メジャーな麻痺撒きである穏やかボルトロスやクレセリア、ラティアスなどもカポエラーを絡めることで沈めることができるため追い風展開を活かしやすい
流星群を打ったあと腐ってフリーになりますが、追い風死に出し展開を誘えるという点も相性が良い
・ドータクン
生意気 H252 B4 C244 D4
174-*-137-130-150-35
【備考】
構築で辛くなる対砂、氷の一貫、飛行の一貫を止めながら、トリパへの切り替えしができる
優秀な耐性とあらゆるポケモンと打ち合えるタイマン性能を誇る構築の穴を埋めるポケモン
バンギラスやランドロスと並べることも多いため、メタグロスやナットレイ、ハッサムへに打点の確保
ランドロスもガブリアスもめざ氷がなくても勝てるはず
ドータクンを迅速に処理するためにウルガモスやシャンデラ、ヒードランを呼び込みやすいが後述の追い風バンギランドのギミックがあるため処理は可能
トリックルームは切り替えしはもちろん、万が一電磁波撒かれたときや、追い風で上を取られたときでも戦えるように
他のポケモンたちでガンガン打ち合っていき、最終的に相手の残りのポケモンをドータクンで手詰まりにさせるというのがこの構築の動きの1つです
実際はドータクンに打点のあるポケモンをガンガン打ち合って倒しても、こちらの手駒も減っていき、ドータクン1体で2体を相手しなければならない状況が多々できてしまいました
ドータクンに技が入りにくいポケモンとはいえ2体いるとやはり押し切られてしまいます
考え方は悪くなかったように思えたので、何か応用を利かせれば化けそうな気がする
・バンギラス
陽気 A252 B6 S252
175-186-130-*-120-124
【備考】
冷凍パンチで183-116ガブリアス高乱数1発
B4ラティオス確定1発
カポウルガで面倒になるシャンデラ、サンダー、ボーマンダ、サザンドラ、ラティオスなどへの補完
雨や霰への天候書き換えの駒でもある
控えめ追い風ラティオスを使うということもあって岩雪崩のダメージを増やす、ガブリアスへのダメージを増やすという観点からASぶっぱ
・ランドロス
陽気 H212 A36 B4 D4 S252
191-170-111-*-101-157
【備考】
HP:16n-1
187-151メタグロスを地震で確定2発
攻撃を最低限に留めて、受けだしや追い風下も含めた上からの行動のしやすさを意識した配分
この構築はあまり受けだしすることは考えていないが、辛めな対バンギドリュウズや対カポデラーの駒として活躍してもらいたいので耐久に厚めに
バンギラスやラティオス、追い風との相性もかなり良い
<全体>
大元のコンセプトとしては前回前々回とさほど変わらないですが、今回は死に出しという要素を使うことを意識した構築に仕上がっています
自分なりにカポウルガを完成させてみたかったのですが、このざまでは改悪と言われてもぐうの音も出ないです
課題としては、というか負けた試合は、選出や行動が噛み合わないか、ラティオスが処理する相手の負担がかかりすぎてしまう選出をしてしまったことや構築でつらめなメタグロスをうまく動かされた試合でした
選出や行動が噛み合わないはどうしようもないのであまり考えたくないですが、これはもう少し構築を煮詰めることで解決したいですね
メタグロスに関してはドータクンで詰ませる対象であるということと、ウルガモスの球文字はもちろん、カポエラーのジュエルインファイト、ラティオスのジュエル流星群、ランドロスの地震とメタグロスを半分削る術はあるので難しいですがこの辺りをうまく回すしかない感じです
おそらくドータクンで詰ませるスタンスで間違いないはず
ドータクンで詰ませる対象というのをいいことに、フリーにしてしまうと大爆発食らって負けに直結するので気をつけましょう(自戒)
考え方自体は自分の中では良い、というか好きなのでもうちょっと煮詰めてみたいですね。