ジャパンカップ 2012スプリング
ポケモン | 技 | 持ち物 | 特性 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
クレセリア | サイコキネシス | 冷凍ビーム | 手助け | トリックルーム | エスパージュエル | 浮遊 |
ドサイドン | 地震 | 岩雪崩 | 噛み砕く | 守る | 命の球 | ハードロック |
ユキノオー | 吹雪 | ギガドレイン | 氷の礫 | 守る | 氷のジュエル | 雪降らし |
ルカリオ | インファイト | 投げつける | この指とまれ | 見切り | 黒い鉄球 | 精神力 |
シャンデラ | 熱風 | シャドーボール | トリックルーム | 守る | 炎のジュエル | 貰い火 |
サンダー | 10万ボルト | 熱風 | 羽休め | 見切り | 食べ残し | プレッシャー |
最終レート:1853
本来は前回の記事の構築でジャパンカップに臨むつもりだったが、回していくうちに色々と自分で思うところが湧いて出てきたのでそこを自分なりの回答を用意して様変わりした構築。
前回の記事の構築でもある程度の勝率は保持できたのだが、どうしてもメタグロスのコメットパンチと思念の頭突き、サザンドラの流星群と大文字、そして何よりクレセリアの威張るが外れることが起因となる負けが多く勝率を8割から押し上げることができませんでした。
しかし手助け+高火力全体技やハリテヤマとブルンゲルを並べるという考え方についてはかなり手ごたえがあったのも確かでした。
どうすればこの構築を突き詰めることができるのだろうとぼんやり考えていたときに、たまたま読んでいた本に よりよいものを作るためには「機能を盛り込む」のではなく「無駄を排する」ことが大事である という一文があり、その言葉にビビっと電波を受信して自分なりに実行してみた形。
つまり
前回の記事の構築からこの3つを行うことからスタートしました。
逆に自分が手ごたえを感じていた
この辺を伸ばすことも意識。
他にも前回の記事の構築の課題となる部分の改善ができるよう最善を尽くしました。
えらく前置きが長くなってしまいましたが、以下に個別解説を。
・クレセリア
冷静:H220 C252 D36
実数値:223-*-140-139-155-81
無補正ラティオスの命の球流星群耐えカポエラーを乱数1発(75%)
補正ありシャンデラの眼鏡シャドーボール耐え
負けの原因となる威張るを外して自分でも殴りに行くためにジュエル。
どうしてもサポート一編等になってしまうとクレセリアの隣にいるポケモンが集中されてうまく動けなかったりすると手詰まりになってしまうことが多かったので、そこをクリアするためにこの構成。
サイコショックではないのはカポエラーというよりローブシンへのダメージを意識したかったから。
クレセリアを前にしても格闘ポケモンがどや顔で突っ張ってくれることが多かったのでかなりの数のカポエラーやローブシンを狩りとっていましたw
ジュエルサイコキネシスを絡めることで課題となるトリトドンや水ロトムがドサイドンやユキノオーの吹雪圏内に入ってくれたりするのでそういう面でも相性は良かったと思います。
冷凍ビームはドサイドンと並べたときに地震と冷凍ビームで広範囲をとっていきたいため。
手助けはオボン発動させずに倒し切れたり、全体技と非常に相性が良く、死に際でも最後っ屁で打てるので非常に重宝しました。
ドサイドンとユキノオーが入ることで格闘タイプのポケモンを誘いやすかったため、想定通りの活躍っぷりでした。
・ドサイドン
勇敢:H6 A252 D252
実数値:191-211-150-*-107-40
16n-1
無補正C252振りラティオスの命の珠流星群耐え
トリックルーム下で暴れていくエース。
第4世代の頃にドサイノオーのトリパを使って結果を残したことから、この2体の制圧力を信じて採用。
今回は威張るは採用しないため命の球での起用。
トリックルームターン内で相手を倒しきりたいためアタッカーである強みを引き出すためにAを最上限まで回しました。
威張るタイプのものより耐久値は下がりますが、威張るを使用しないので隣のポケモンとセットで殴りに行けるため即効性と安定感はこちらが上。
トリックルームによる優劣がわかりやすいポケモンなので熱い読み合い()のために身代わりを持たせたくなりますが、クレセリアやブルンゲル、シャンデラやラティに対して確実に入る打点が欲しかったので噛み砕くを採用。
不特定多数の人と戦う今回の大会では攻撃範囲は広いに越したことはないですし、何より非常に重宝した技だったのでこの選択は間違ってなかった。
岩雪崩を当てる技として採用しているので多少の不安はありますが、できるだけ雪崩を打たないように周りのポケモンで浮いてるポケモンを倒して地震を一貫させるよう気をつければ気にならないレベルだと思います。
それと孵化を怠けたのでHPの数値が申し訳程度の16n-1になってますが、たぶんHPの個体値を下げて10n-1にした方がいいと思います(
・ユキノオー
冷静:H244 A4 C252 D4
実数値:196-113-95-158-106-58
ジュエル吹雪+霰ダメージで197-130サンダー確定1発
ジュエル吹雪+霰ダメージで191-134サンダー確定1発
ジュエル吹雪+霰ダメージで221-114モロバレルまで確定1発
ジュエル吹雪で156-131ラティオス確定1発
手助けジュエル吹雪で151-116キングドラ確定1発
手助けジュエル吹雪で192-183トゲキッス確定1発
A194ギャラドス ストーンエッジ耐え
A187ローブシン ドレインパンチ最高乱数以外耐え
A205ドリュウズ 珠シザークロス乱数上から2つ切って耐え
C151サンダー 熱風耐え
C177ボルトロス 気合い玉耐え
C168メガヤンマ 虫のさざめき耐え
ドサイドンと並べて吹雪と地震を使い相手を制圧していく。
ドサイドンが苦手な水に対する補完としても相性が良い。
霰下では絶対必中の高火力技である吹雪は非常に使いやすいと思います。
安心して思考停止できて事故も起こせる吹雪は強い!
襷やオボンも考えましたが、ジュエルを持たせることで1撃の重みを上げることでトリックルームターン内でケリをつけることを優先。
数が多い雨パやボーマンダに対しての回答となれるため、この採用は正しかったと思います。
あまり関係のない話ですが、氷のジュエル氷の礫に助けられた試合がちらほらあったので意外と馬鹿にできないアイテムでしたw
・ルカリオ
勇敢:H252 A252 D4
実数値:177-178-90-*-91-85(42)
H252シャンデラ投げつける乱数1発(68.8%) 霰込みで確定
クレセリアのジュエルサイコキネシス+インファイトで218-92-117トリトドン確定
クレセリアのジュエルサイコキネシス+インファイトで157-128-143FCロトム確定
本来この位置はハリテヤマだったのだが、カポデラーなど多いポケモンに対して遅い猫騙し持ちでは不利を取られてしまうためこの指持ちであるルカリオを採用。
ダブルのルカリオといえば襷を持ってこの指手助け、スカーフを持ってこの指や命懸けといったトリッキーな動きが目立っているためそこの裏をついてトリックルーム下でも強く殴っていける最遅鉄球。
ドサイドンとユキノオーが弱めな水ロトムやナットレイなどを殴っていけるし、格闘タイプは入れたかったし、明確な採用理由があったため採用を渋ることはなかった。
クレセリアやシャンデラ、ブルンゲルなどに打点を入れたいので投げつける。
岩雪崩打たれても絶対に怯むことがないため安心してバンギラスに突っ張ることができますw
ルカリオの特性を知らない人は猫騙しをルカリオに打ってもらったり、ルカリオの動きを知っている人には奇襲かけれたりでなかなか面白いポケモンだったと思いますw
トリックルームをしっかり張りたいため見切りは使うタイミングがなかったので命懸けや手助けなどにするのも面白そうではあります。
・シャンデラ
冷静:H188 B36 C252 D28
実数値:159-*-115-216-114-76
16n-1
ジュエル熱風で187-145メタグロスまで確定1発
ジュエル熱風で221-123モロバレルまで確定1発
雨ジュエル熱風で181-146ナットレイまで確定1発
手助けジュエル熱風で221-145モロバレル確定1発
手助けジュエル熱風で196-104ランドロス確定1発
シャドーボールで156-131ラティオス乱数下から2つ以外1発
無補正A252振りガブリアスのダブル地震耐え
無補正C252振りラティオスの流星群耐え
前回の記事のブルンゲルの位置に入るポケモン。
ブルンゲルも一考しましたが、苦手なモロバレルやナットレイ、ハッサムやメタグロスへの遂行速度を上げるためにシャンデラで採用。
シャンデラでもドサイドンやユキノオーとは相性良く高火力全体技でガンガン思考停止できるためこの採用は正解だったと思います。
その代わりカポデラーに対してこの指潮吹きほどの安定行動をとれませんが、ブルンゲルでは上記のポケモンたちに不安が残りますしこれで良かったのかなと思ってます。
高火力ながら後ろから2枚目のトリックルーム要因として扱うこともできるため扱いやすかったです。
猫騙しも食らわないので初手にも置きやすいところも好印象。
・サンダー
冷静:H204 B40 C76 D190
実数値:191-*-110-170-134-94
16n-1
無補正A252バンギラスのストーンエッジ耐え
無補正C252振りラティオスの拘り眼鏡流星群耐え
この枠はかなり悩みましたが、不安が残るメタグロスナットレイハッサムに対して強く、打点の加えにくい水タイプに対して強いポケモンが欲しかったので最終的にサンダーで落ち着きました。
トリックルームが切れた後でも羽休めを絡めたタイマン性能を発揮でき、このポケモンの強さを実感できたと思います。
雨パのような構築に対してドサイドンは浮きやすく選出しにくいですが、このポケモンはニョログドラナットレイなんかをユキノオーを絡めて2体で相手にできるため立ち回りがかなり楽になる。
選出回数は多くなかったものの、構築の辛くなる部分をしっかり埋めてくれていたし、選出した試合はすべて活躍してくれました。
<全体>
威張るギミックを排除したことでトリックルーム展開から制圧していく単純明快な構築になりました。
構築に入っている全員がある程度以上の火力をもっているため、威張るを当てるポケモンに頼りきりになることがなく、威張るを絡めるトリックルームに比べると少し異質かもしれません。
構築のコンセプト通り無駄を取り去ることで安定感もあって非常に扱いやすく、納得して構築作れたし、結果も伴ってくれているので非常に満足しています。
主力技が全体技が多いためプレイヤー負担が少なくなるのも魅力。
岩雪崩と熱風は当たる技として採用しているため不安は拭いきれないが、それでも前回のメタグロスのコメットパンチや思念の頭突き、サザンドラの流星群や大文字、そして何より威張るを外すことに比べればウェイトは随分軽いと思ってます。
この構築の課題としてはトリトドンの処理とドサイドンミラーを考えたいところです。
トリトドンの処理はルカリオでトリトドンのSを判断しながらノオーかドサイ1匹切る覚悟で立ち回ればなんとかなりますが、ドサイドンミラーが本当に苦手でこればっかりはドサイドンをぶつけにいかなきゃいけません;;
噂の招待メールが今日届いてないので、上位層に人がいっぱいいるか、切断数で弾かれたかはわかりませんが半ば諦めてます(
とりあえず納得のいく構築が作れて満足してるし、何より結構楽しんで参加できたので良かった(小学生並みの感想)